タスクの見積もりについて、
「思ったより時間がかかった」
「毎回ズレてしまう」
と感じることは少なくありません。
見積もりが外れると、
自分の計画だけでなく、
周囲のスケジュールにも影響が出ます。
この記事では、
タスクの見積もりが外れてしまうときに起きていることを整理します。
見積もりは能力ではなく前提でズレる
見積もりが外れると、
経験やスキル不足だと考えがちです。
しかし実務では、
同じ人でも当たる見積もりと
外れる見積もりがあります。
差を生むのは、
能力ではなく
見積もり時点の前提の置き方です。
作業だけを見積もっている
見積もりが外れやすいケースでは、
「手を動かす作業」だけを想定しています。
実際には、
- 調査
- 判断
- 確認
- 修正
といった要素が必ず発生します。
これらを含めずに見積もると、
実際の所要時間との差が生まれます。
不確実な要素を無視している
タスクには、
最初から不確実な要素が含まれていることがあります。
- 相手の返事待ち
- 想定外の修正
- 前提条件の変更
これらを考慮せず、
「順調に進んだ場合」だけで見積もると、
ズレは避けられません。
タスクの粒度が粗すぎる
「資料作成」「検討」
といった大きなタスクのままでは、
正確な見積もりは難しくなります。
タスクを分解せずに見積もると、
どこに時間がかかるか見えません。
分解できないタスクは、見積もれない
と考える方が安全です。
初回と慣れを同じ前提で考えている
初めてやる作業と、
慣れている作業を
同じ感覚で見積もるとズレが生じます。
- 判断に迷う時間
- 試行錯誤の時間
初回には必ず余分な時間がかかります。
経験値を前提に含めることが、
現実的な見積もりにつながります。
見積もりは調整のための材料と考える
見積もりは、
必ず当てるための約束ではありません。
- 期限を相談する
- 優先度を調整する
- 範囲を見直す
こうした調整を行うための
材料として捉える方が、
実務では機能します。
まとめ
- 見積もりが外れる原因は前提の置き方
- 作業以外の要素を含めていない
- 不確実な要素を考慮していない
- 粒度が粗いタスクは見積もれない
- 初回作業は余分な時間がかかる
- 見積もりは調整のための材料
これらを意識することで、
見積もりの精度は少しずつ安定し、
仕事全体の進めやすさも高まっていきます。